Weiβ2次創作

□蘭の花
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 桔梗・・・。

 
 あんたが、俺を抱きしめてくれた時。

 俺、独りじゃないんだって思って・・・嬉しかった。

 あの時は、幼すぎて、ただ自分のことしか考えていなくって。

 あんたの本当の姿なんて見えちゃいなかったんだ。

 
 いつも、あんたは俺に優しくって、俺も、同じ悲しみを持つあんたを信頼してたから・・・。それが、真実を盲目にしてたとしても。


 紫苑を失って、黒百合に疑われた俺に、あんたは、「仲間だ。」と言ってくれた。

 俺のせい・・・なのに。
 
 

 紫苑、黒百合、椿、そしてあんた。

 失った・・・・。




 俺が、もっと強ければ・・・守れたのに。

 仲間を・・・・。あんたを・・・・。

 

 その後、俺は、ヴァイスになった。

 あの時のことを忘れたことはない。しかし、真実は知らされなかった。

 
 そのうちに・・・わかった。

 全てのピースがそろい真実にたどり着いた。

 けど・・・それは・・・。







 信じたくなかった。

 それでも、もう、これ以外、考えられない。

 やがて、マンクスから、ミッションが来た。



 3年前の事件・・・。繰り返される悪夢が、再び。


 
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