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□花束を君に
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とある町の酒場にて。



時間は深夜0時を回ったところ。

珍しい二人が一緒に酒を飲んでいた。





「まさかあんたからお誘いが来るとはな」

「たまにはこういうのもいいじゃないか」

「そうだな。"たまには"、な」

「…そこを強調するな」

「ハハッ!悪い」




「つうかあんた酒飲めたんだな」

「…当たり前だろう」

「そうか?マスター、オレとこの髭面のオッサンに酒もう一本」

「失礼な男だな…」

バルフレアの発言に苦笑するバッシュ。





二人が酒を飲み交し、談笑しているところへヴァンがやってきた。


「ん?」

「ヴァンじゃないか」


「なんだこんな時間に?お・と・なの時間だぞ」

「なんかその言い方やらしいんだけど…」

「ガキはさっさと寝ろってことだよ」


「…バルフレアに話を聞いてもらいたくてここに来たんだよ。終わったら寝る」

「ふーん?でもよくオレがここだってわかったな」

「どうせ酒場で女くどいてるんだろうなと思って」


「…どういう意味だよ」

隣で思わずプッと吹き出すバッシュ。



「でも今日は違うんだな。バッシュとなんだ?」

「いくらオレでも毎回女といるわけじゃねぇよ…」

「そうかな?見かける時は必ずと言っていいほど女が…」

「うるせぇな…。どうでもいいだろ。で?なんだよ話って」



「女をよろこばせるにはどうしたらいいんだ!?」

唐突に意味不明なことを言い出すヴァン。





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