おお振り夢
□最初のメッセージだからね
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今年もあと１５分！！というこのときにあたしは携帯とにらめっこしていた。
（阿部君にあけおめメール送りたいな…。）
阿部君は我が西浦高校のイケメンキャッチャーで、うちのクラスで、モテる。
このあたしが惚れるのも無理ないくらい！（自分でいっててちょっとさみしくなったけど、）
あたしは、野球部のマネなので、阿部君のメアドを持っている。
でも、あたしは阿部君と全然しゃべれないし…
だってあいつはクールで有名な阿部隆也だもの…ってそれはいいの！
あたしはそれでも阿部君にメールをおくりたいのっ
（野球部ご一行様みたいな感じで三橋や水谷とセットな感じで送ったら自然じゃね？？いいかもいいかも。）
三橋や水谷が聞いたら落胆しそうなことを普通に考えるわたし。でもそんなの関係ない。
恋する乙女に気遣いはできないのです。
しきりに携帯をなぞるあたしの指先は震えていた。
（でも、なんかなぁ…）
無難な内容でも良いから，ちゃんと阿部君ひとりだけに送りたい。
考えて考えて、震える指で送信ボタンを押した。
『あけましておめでとうございます。阿部君、野球部でもクラスでも今年も宜しくね！』
あたしが作ったのは女の子のものとは思えない（口調だけは整えたけど）シンプルなメールだった。
メールを送っただけなのにいきぎれするあたしには、阿部君の返事は心臓をとめるのに十分すぎた。
『ああ。こちらこそ。』
メールが返ってきたのは三分後。
阿部君らしい短いメールだったけど返信が来たことが嬉しくてその日は携帯を抱いてねた。（つーか初メだ…）
恋ってすばらしい！
あけましておめでとう
オマケ
（阿部さあオレのあけおめメールに返事くれなかったよね）
（オレのメールのにも！！）
（うるせえなあ眠かったんだよ）
（え…阿部君あたしのメールには返事くれたよね？？）
（……）
久々の夢です。昔のを書き直してみました。
文章ぐちゃぐちゃです！多分昔よりはましになったと思いますが。
アベベは結構好きです♪