贈られた言葉

▼書込み 

02/27(Wed) 16:12
あぁ君影
蒼惟宙

陽を浴びる君
楽しそうに笑う君
軽やかに舞う華奢な君
恥ずかしそうにはにかむ君
優しい声を放つ君

そんな君を見てきたんだ
ずっとそれだけ
それだけ
だけど僕は
幸せだった

あぁ君影
僕は明るく輝く君の足元
黒く汚れた僕に許されたのは
君を愛するこの心
だからお願い
お願いだから
君を好きでいさせておくれ


誰かと言い争う君
静かに涙を流す君
ぼんやりする君
キズを作る君
ボロボロな君

そんな君を見てきたんだ
ずっとそれだけ
それだけ
だから僕は
苦しかった

あぁ君影
僕は闇に紛れて君の足元
黒く汚れた僕に許されたのは
君を見守るこの瞳
だからお願い
お願いだから
君を好きでいさせておくれ


いつか手を繋ごうか
いつか頬に触れようか
いつか抱きしめようか

ただそれが叶わないのは
あぁ君影
君を想うこの気持ち
身体についてこないのさ

要するに僕は
ただの臆病者なのさ


あぁ君影
僕は明るく輝く君の足元
僕は闇に紛れて君の足元
黒く汚れた僕に許されたのは
君を愛するこの心
君を見守るこの瞳
だからお願い
お願いだから

何もできない僕だけど
もしも叶うのならば
ずっと好きでいさせておくれ


あぁ君影

僕は君の影


だけれど君を

愛してしまった


忘れないで

忘れないで


ここに僕がいることを


セカイが敵に回っても

ここに僕がいることを

きみと、ぼくと、

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