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ある日のある国語準備室でのお話。
「あ、坂田先生、急に呼び出して何のようですか?」
「……お前何してんの」
勝手にｿﾌｧでくつろいでいるのは紛れも無い俺が呼び出した生徒。
「いや、だって呼んだくせに居ないから暇つぶしながら待ってたんですよ」
「確かに呼んだけど、今の女子高生は勝手に人のｼﾞｬﾝﾌﾟ読むのか?」
「そりゃあ読みますよ。今の女子高生は少女漫画より少年漫画の方が読む割合高いんですよ?」
「あ、そっから先読むんじゃねぇぞ。俺まだ半分しか読んでないんだからな」
「へぇ、まさかあれだけ助けてくれたギンタさんが影の首謀者だったなんて。びっくりぃ」
「よし、一発殴らせろ」
「わぁお、堂々と教師にあるまじき暴言を口にしましたよ。これは教員免許の没収も近いですね」
「そんじゃ没収される前にお前と保健体育の実践でもするか」
「さぁて先生、一体何で私を呼び出したのですか?早く用件を言ってください」
「……やっぱお前って扱いやすいな」