空光§月風3
□‡最終章‡扉の向こうへ
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そんな些細な事が嬉しかったりする…
……て!!コレじゃあ俺、恋する乙女じゃねか!?
なんて…考えていたら
綺麗なソプラノの声で
翔太さんを呼ぶ声が聞こえた
『翔太?』
翔太「ゲッ…姫;;」
神尾「姫??…」
声がした方を振り返れば、見た事も無いような美少女
そして“ヤベッ"と青ざめる翔太さん
煙草の灰が“ポトッ"と落ちる
『翔太…………。私が言いたい事は解るな?(ニッコリ)』
神翔「「藩゙クーッ」」
その少女が青筋を浮かべニッコリと笑顔を浮かべれば
…寒気が一気に襲ってきた;;;
翔太「いや…その…、三日月;;コレには訳が」
『ふ〜ん…煙草を吸うのに訳がいるのか?私が納得をするように言ってみろ
納得が出来ない場合…明里のドリンクを飲ませるからな(黒笑)』
翔太「すみませんッそれだけは勘弁して下さいッ」
どうやら…美少女は煙草を吸っているコトを怒っているようだ
まあ…当たり前と言えば当たり前だろう、翔太さんはまだ“中学生"だし
翔太「すッ…すまねぇ;;
ちょと気分転換に吸いたくなったんだ;;」
必死に青ざめながら、謝る翔太さんを…暫く眺めた後
美少女は“ハァ…"とため息をついた
『翔太…次は本当に飲ませるからなな?』
翔太「おっ…おう;;;悪かった三日月、もう吸わねえよ約束だ」
<チュ>
神尾「!!///」
自然に、美少女の手の甲にキスを落とす翔太さん…こんなに戸惑ったり“紳士"のような翔太さんを俺は見たことがなかった
翔太「で…三日月は双子や誰も連れずに何一人で歩いてんだよ?(怒)
お前、本当に自分が何者か分かってるのか!?
最近もまた“命を狙われた"だろうが!なのにお前は」
神尾(命を狙われた…!?;;)
眉間にシワを寄せて聞く翔太さんに今度は美少女が“ヤバい”という顔を浮かべる
立場が逆転…??
『ゔ〜;;だって双子が四六時中ずっと離れ無いから;;
少し一人になりたかったのと
その最近、お世話になった奴らにお礼をしに;;ちょっと』
翔太「独り…で?」
『うん“1人"で』
翔太「…(睨)」
『狽、ッ雑魚ばっかだし、一人でいいかって…あはは(^_^;)』
翔太「(呆)」
俺は話について行けず二人を交互に見る
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