空光§月風3

□‡最終章‡扉の向こうへ
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「そーだよ!!夜神や圓山が…虐めるから悪いんだ!!」


圓山(いつ俺が美祢を虐めたって言うんだよ…勝ってな事ばかり言いやがって(怒))


「夜神もそーよッ、テニス部は自分の物だって言って!!皆さんの為に頑張ってた笑子を虐めたんだからッ

笑子は毎日ボロボロに傷ついて…泣いてたんだよ!?」


上田(違うッ…先輩達の為に毎日頑張ってるのに

ボロボロにされて傷ついてたのは桜火先輩だッ)


「俺達の事を大切にしてくれる優しい美祢さんを虐める何て…夜神は最低な行為をしたんだ!!
あんな奴は死んで当たり前なんだよ!!」



上田(違う違う違うッ!!!…桜火先輩はッ優しくて

暖かい先輩やねんッ!!それを虐めたんは…美祢先輩なのにッ

何で解らんのッ何で気づかへんのさッ!!)



涙が溢れそうになるが…グッと拳を握りしめて堪える


「花城や圓山だってそうだ!!」



「アイツらは人間のクズなんだよ!!」



ッウ!!……い…ゃ……嫌ッいや…
駄目っもう聞きたくない


覚悟はしていた事なのに…


あの人達の言葉がナイフのように…ウチを斬り刻み


悲しみに突き落としてゆく


“人間のクズ”



と言う言葉に我慢の限界を越え…堪えていた涙がポロポロと流れた


<ギュ>

そんなウチに気づいた明里先輩が抱きしめてくれて



明里「強くなりたいのなら、辛くても…耐えないと駄目


貴女は強くなるんでしょ?ならココで負けてはいけない」



ウチは涙を再び堪えて少しだけ頷き


明里「うん…いい子ね」


明里先輩の胸に顔を埋めて…耳だけは傾けた



「だからアイツらは当然の報ィ「ねえ…」

芥川「ビデオカメラ、まだ回ってるんだから…

滅多なことを言わないほうが、いいよ?コレが後に“証拠”として残るからさ〜…(睨)」


「「「「Σ!!」」」」


芥川「俺…録画を止めたなんて一言も言って無いC〜俺がビデオカメラ持ってんのオメェら、ちゃんと“見てる”から解って言ってんだよなぁ??」




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