空光§月風3
□‡最終章‡扉の向こうへ
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上田side〜
慎吾「明里そんなにビビらすなよ。でも…まあ俺も許した訳じゃないけど?
美加お前はどうだ?」
「「「「「Σッ!!」」」」」」
美加「………」
竜崎「美加ちゃん…?」
ウチの目の前には…三日月先輩と芥川先輩
そして…青学の先輩や桜乃ちゃん朋ちゃん堀尾君達が…
目を見開き驚いている
私が、生きてるってビックリした??
そして…朋ちゃんに支えられてる桜乃ちゃんが、オロオロとした足取りで、歩みよって来て
…ウチとの距離が数メートルになった時
竜崎「美加ちゃん…私…」
上田「ッ…来ないで…」
竜崎「え?」
上田「ッ…ウチに近づかんといてッ!!」
私は思わず叫んでしまった…
竜崎「ッ…美加ちゃん…」
怒鳴り声に先生や朋ちゃん達も驚いている
驚いて無いのは三日月先輩だけ
涙が…また溢れそうになった
堀尾「上田…」
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数時間前…
上田「えッ三日月先輩が一人で青学に?」
明里「そう…青学の奴らに制裁を与えにね」
朝から三日月先輩が見当たらなくて…明里先輩に聞けば
“青学に制裁を与えに行った”
と聞かされた…しかも、たった一人で。それは終わりに近づいている記しだと馬鹿な私でも解る
月姫の制裁の時が近づいてるんだ…
上田「三日月先輩、一人で大丈夫なんやろか?」
明里「ふふ…三日月を誰だと想ってるの?
心配しなくても三日月なら…大丈夫よ
それに貴女の為にも三日月は、青学に制裁を与えて下さる…月姫の名のもとにね」
<ナデナデ>
上田「………。」
そう言って明里先輩はウチの頭を優しく撫でてくれた
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