空光§月風3

□‡最終章‡扉の向こうへ
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上田side〜




慎吾「明里そんなにビビらすなよ。でも…まあ俺も許した訳じゃないけど?

美加お前はどうだ?」


「「「「「Σッ!!」」」」」」


美加「………」


竜崎「美加ちゃん…?」





ウチの目の前には…三日月先輩と芥川先輩

そして…青学の先輩や桜乃ちゃん朋ちゃん堀尾君達が…


目を見開き驚いている


私が、生きてるってビックリした??


そして…朋ちゃんに支えられてる桜乃ちゃんが、オロオロとした足取りで、歩みよって来て


…ウチとの距離が数メートルになった時


竜崎「美加ちゃん…私…」


上田「ッ…来ないで…」


竜崎「え?」

上田「ッ…ウチに近づかんといてッ!!



私は思わず叫んでしまった…



竜崎「ッ…美加ちゃん…」



怒鳴り声に先生や朋ちゃん達も驚いている

驚いて無いのは三日月先輩だけ


涙が…また溢れそうになった






堀尾「上田…」




*******************************




数時間前…







上田「えッ三日月先輩が一人で青学に?」


明里「そう…青学の奴らに制裁を与えにね」




朝から三日月先輩が見当たらなくて…明里先輩に聞けば


“青学に制裁を与えに行った”


と聞かされた…しかも、たった一人で。それは終わりに近づいている記しだと馬鹿な私でも解る



月姫の制裁の時が近づいてるんだ…



上田「三日月先輩、一人で大丈夫なんやろか?」


明里「ふふ…三日月を誰だと想ってるの?



心配しなくても三日月なら…大丈夫よ

それに貴女の為にも三日月は、青学に制裁を与えて下さる…月姫の名のもとにね」



<ナデナデ>


上田「………。」


そう言って明里先輩はウチの頭を優しく撫でてくれた




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