O×A

□優しくキスして・・・(忍跡)
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好き?

あぁ・・・すごく。
でもあいつが好きじゃないから・・・。

この想いは隠さないと。
きずかれてしまいそうだったから・・・・。





************



キーンコーンカーンコーン・・・。

「っしぁー!!
 終わった!!!これで勉強ともおさらばだ な!」

「宍戸さん・・・。
 お願いですから叫ばないで下さい・・・。」

うるさい・・・・。
なんでこんなうるさいんだ。

「おい
 てめーらうるせーよ。あぁん?」

「跡部ー
 お前・・・・。
 中間テスト終わったんだぜ?
 テニスできるんだぜ?
嬉しくねぇのかよ。」

そんなもん
嬉しいにきまってんだろ。

「なにグチグチ言うとんねや。」

ドキッ

「おぃ
 跡部。なにしとんねん。」

「何がだ。」
不覚にも焦ってしまいそうだ。

「お前部長やろ?
 はよういかなあかんやろ?」

ニコッ

「長太郎。
 そいつ連れてはようテニスコートいきぃ。」

「あっはい。」

宍戸は長太郎に捕まってテニスコートにつ連れて行かれた。






「やっと二人なれたなぁ・・。
 跡部。」

ピクンッ

耳元でささやかれた声に反応した俺の体。

「なんや
 こんくらいで感じんの?」

顔がどんどん赤くなってくのが自分でもわかる。

「なんや
 なんも反応ないんかい。
 ホンマおもろうないなぁ・・・。
 クス。」

ズキンッ

「うるさい・・・。」

「やっと口利いたなぁ?」

忍足は時々怖くなる。
なんで?とかきかねぇ

答えはわかってるから。
そんな無様なことはしねぇ・・。
分かってるつもりだから。。。


いつのまにか教室には忍足と俺の二人しか残っていなかった。


「なぁ
 今日跡部ん家行ってええか?」

「あぁ・・・。」

分かってるから・・・。
どうせ女の代わりなんだって。

「さぁ
 部活行こか。」






**********

「なぁ長太郎。」
「なんですか?」
二人はベンチで座りながら忍足と跡部を見た。

「あいつらってすれ違いだよな・・・。」

ボソ

「そーですか?
 忍足さんがいじわるにしか見えませんが。」

長太郎わ笑いながら宍戸に答えた。

「まぁ・・・そうだなぁ・・・。」





「おぃ!
 てめーらそこで何してんだ!!」
「跡部様が怒ってるなぁ。」

「まぁ・・・
 ほっときましょう。どうせ忍足さんのせい ですからね・・・・。」

二人は急いでテニスコートに向かった。





***************

やっと部活が終わった。
たぶん今日は学校からの呼び出しもないだろう。

「はぁ・・・。」

「なんやぁ
 でっかいため息やないの?」

ビクッ!

お・・・忍足?
「どないしたん?
 こっち向いてくれんの?」

クス・・。

俺の反応見て楽しんでんのか・・・・。

「向いてくれんのかぁ・・・。」

「今着替えてんだよ。」
これが精一杯だった。

「ほんまかわええなぁ。」
ボソ

「なんか言ったか?」

「何もないよ・・?」

ふぅ・・・。
ほんと忍足には弱いと思う。
何かと嫌なことでもいいといってしまう。

でもそれを忍足は知っている。
だからいつでも俺にすがりついてくる。

「なぁ。
 もう待てへんねんけど。。。」

「は?
 なにいってやが・・・。」

いきなり肩に手を置かれグイッっと忍足の方に向けられた。

「ぁ・・・・。」

「なんやぁ
 エロいながめやなぁ・・・?」
クス・・。

ほとんど開いてる服の茎間から忍足の冷たい手がスルリと入ってくる。

ピクン。

「ひゃっ・・・ん。」

「何口押さえとるん?」

そう言うと忍足の首からネクタイがとられ両手を結んだ。

「やっっ!!」

シャツがはだけて艶のある肌が丸見えになる。

「ええ肌しとるなぁ・・・。
 艶っぽくてエロいわ。」

そろりと手を滑らす。

「んぅっ・・・。」

「声我慢しとるん?」


コクン


「どないしたん?
 今日えらい素直やん。」
かわええなぁ。。。

忍足は唇を跡部の唇に押し付けた。
「っっ・・・・・んぁっ!・・・」

唇を離す瞬間に、少し下唇を唇で挟んまれる。

離れようとした跡部の後頭部に手をかけまた顔を近付けられた。

「ふぁっ・・・・。」

ただそれだけで力が抜けて痺れる。

忍足の手が
唇が俺をどんどん犯していく。

「もう
 意思がとびそうなん?」
「んぅ・・・。」

「しゃーないなぁ
まぁ今日は簡便したろかぁ・・・。」

何・・?

「はい。
この手なめて?」

・・・?

「!!
ん・・・クチュ。。
ふぁっ」

「もっとちゃんと舐めや。」

カチャカチャ・・・・

ビクッ

「お・・忍足?!
 ちょっ」
「なんや。
 うるさいやっちゃなぁ・・・。」
ズボンの中からとりだしたモノをギュッっと握る。
「うぅぁっ!!
  んはぁぁっ!」

「やから。なに口塞いどるん?」

ジュッ
ジュッ


上下に動かすと先走りが流れ落ちる。

「なんやぁ。跡部
 ここ・・・握ってほしかったんやろ?」

もぅ
意識を手放す寸前で・・・。
でも忍足を目に妬きつけたくて。

「もういいやろ。
 跡部。
 指もぅ舐めんでええよ。」

「んっっ。
 はぁ・・・はぁ・・・。」
生理的な涙が一筋流れ落ちる。

「あぁあ。
 もぅ我慢できんわ・・・。
 指舐めてもろた意味無いやん。」
「なにいっ
グイッ
「っぁあっっ!!!
 んン!!」
忍足のモノがいきなり入ってきた。

「クッ・・・。
 慣らしてないからきついわぁ。」

「ぃいっ・・・たい。
 ひぁっ!
 あ・・・やぁ
 そこっ・・・ダメっ。」

忍足は跡部の前立腺を何度も突く。
「え?
 そこが・・・ハッ・・良いようにしか聞こえんで?」

「アッ!!
 も・・・イくぅっ・・」

「ええで 
 もぅ逝って・・・。」

グププ・・・
ジュブッ。

「あぁっ! んぅっ
 ふン・・・深っ
 あ・・・あぁ
ひぁぅぁああっっ!!!」

なにか無償に悲しくなった。






************


「ぁ・・・・べ。」
おし・・たりか?
 呼んでる?

「あと・・べ
 あとべっ!!!

ビクッ

「あぁん?
  なんだ・・・よ。」
「なんや
そない不機嫌な顔して。」

あたりまえだ。
昨日ひーひー言わされて・・・。
思い返しても尻が痛ぇ。

「なんや
文句あるんか?」

なんだろぅか。
満たされない
この俺様が・・・・。





「忍足・・・・
 好きだ。」

「クク・・・
 やっと言ったなぁ。
跡部様。」

え?

「俺も好きや。
 うそやないで?
 跡部がいつも俺ばっかにいわしと ったんやもんなぁ。」
・・・・。
そうだが・・・。

「じぁ
 もっと優しくキスしろよ。」

ボソ

「なんか言うた?」
「なんもね・・
「しゃーないなぁ
 優しくキスしたるわ。」


チュ・・・・・



冷えた唇に優しいキスを・・・。






end





*******

あとがき


・・・・。
なにがしたかったんやろ。。。

と言うわけで

読んで下さり
有り難う御座いました。

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