世界の 終焉
□彼女のヒミツ
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シンをどうするか、揉めに揉めたが…
上層部に引き渡しても、只の研究材料にされるか、誰かのベグライダーになるか、だ。
アヤナミや俺がシンの記憶、ラグノス皇国について興味を持ち、シンも軍のおもちゃにするには惜しい。
との事でブラックホークに留まらせる事にした。
簡単に手出し出来ないよう、アヤナミか俺のベグライダーにすればいい。
しかしシンは見た目は14前後、中身は5歳。
そんな彼女がベグライダーになれば、余計に怪しまれる。
ブラックホークの執務室は滅多に人が入らない事から、シンをブラックホークに預けた。
その後、しばらくして特別任務で俺もブラックホークに配属される
シンを隠しながらラグノス皇国について調べていたが、全然分かっていない。
しかし
1年の生活の中で、ブラックホーク全員シンに愛着を持ち、ますます上層部に渡すのが嫌になるばかりだった。