銀魂
□アルコールぱにっく
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そして、1時間後。
土方のいる部屋の前には、酔っぱらった2人の男がいた。
銀時と沖田だ。
2人が扉を開けて部屋に入り込む。
「あり?開いてますぜぃ」
鍵の掛かって無い扉に驚きながら、沖田が言う。
「あーあ。無防備な奴だな。これじゃ、暗殺されてもしらねぇぞ」
鍵がかかっていないうえに、2人が侵入しても起きるそぶりを見せない土方に呆れながら銀時が言う。
「まったくですねぃ」
沖田が土方の頬を、ぷにぷにとつつく。
すると土方は「んぅ…」と身じろぎをし、またスースーと寝息を立て始めた。
「「もっ、萌っ!!」」
沖田と銀時が思わず叫ぶ。
「あぁ!もう我慢出来ねぇ!!」
銀時が、土方の唇に自分の唇を乱暴に重ねる。
無理やり舌を入れると、土方が苦しそうにもがく。
「あーあ。旦那、ダメですぜぃ。土方さんが起きちまう。」
そう言うと、手錠を取り出し、土方の両手首をつないだ。
そして、何やら怪しい液体を取り出す。
「え。なにそれ」
若干おびえながら、銀時がきくと、沖田が黒い笑みを浮かべながら答える。
「もちろん、媚薬でさぁ」
「沖田君ったら、用意がいいねぇ」
「まぁ、土方さんにはこのぐらいしとかないと。」
そういいながら、媚薬を土方の口に流し込んだ。