Novel
□50000HITキリリク
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――バタンッ
JA「帰ったぞ」
遊「―――ッ!!////」
ク「………」
JA「なんだ、何かあったのか?」
遊「い、いや…」
ク「……てめぇ…空気読め…」
JA「は?意味が分からんぞクロウ…」
ク「このクソニートがぁぁああ!!」
JA「なんだと!?人を突然罵倒しおって!!」
ク「てめぇマジでどっか行け!!寧ろ帰ってくんな!!気を利かせろ!!」
JA「はぁ?!言ってる意味が全く分からんぞ!!」
遊「…………はぁ」
ク「くっそ…、ジャックの野郎…明日の朝食抜きだ…くそっ……」
――コンコンッ
遊「クロウ、起きてるか?」
ク「ん?あぁ、寝るとこだったけどな」
遊「なら丁度良かった。ジャックは相当疲れていたのか、もうぐっすりと寝てしまっている」
ク「牛尾の奴……どうせなら給料出せよ…」
遊「まあ、そう言うな。ジャックも寝てしまっているし、今晩は邪魔する者はいない。今日はここで寝ていいか?」
ク「………ん?」
遊「なんだ、聞き逃したのか?今日はここで寝ていいかと聞いたんだ」
ク「………マジで!?」
遊「そこまで驚くことじゃないだろ?でも、寝るだけだからな」
ク「いや、分かってるって。俺だって仕事忙しかったし、今日はぐっすり寝たいからな」
遊「俺も、徹夜が多かったからな。それに、クロウのそばは安心できるからゆっくり眠れそうだ」
ク「あーもう、あんま煽んな…。我慢出来なくなるから」
遊「そうか、それは悪かった」
ク「ほら、寝るんならさっさと隣に来いよ」
遊「あぁ、お邪魔します」
ク「でも、こうして寝るのも…ガキの頃以来だな」
遊「昔は、並んで寝ていたのにな。今は一人で寝るようになったから」
ク「たまには、ガキの頃みたいにこうして並んで寝るのも悪くねーと思うぜ」
遊「本当だな。一週間に一度は、こっそり一緒に寝るか?」
ク「へぇ、珍しい。遊星から誘ってくるなんてなー」
遊「俺は一人で寝るよりも、二人で寝る方が好きなんだ」
ク「そりゃ初耳だな。少しくらい、ジャックをのけ者にしたって、罰は当たんねぇよな」
遊「だと良いけどな」
ク「ま、ジャックだし大丈夫だろ。……そろそろ寝るか…さすがに眠い」
遊「もういい時間だからな…。クロウ、おやすみ」
ク「おう、おやすみ」
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