□2 非日常の崩壊
1ページ/18ページ



次の日


「ん〜」

チュンチュンと雀の声で目が覚めた。

ちょ、朝チュンじゃないよ??
僕1人しかいないからね??


いつもなら6時に起きて変装しなきゃいけないけど、
これからはしなくていいんだから7時でいい。

あー、快適。


僕が顔を洗っていると同室者が起きてきたっぽい。

ドア越しに音がした。

そういえば今日から京華なわけだし、生徒会フロアに移動しなくちゃ。

「なんでオタクがいるわけ?僕が使う時間に使わないでって言ったでしょ?」

あぁ、そんなこと言われた気がする。

「ごめんね、香ちゃん」

紫堂 香(シドウ カオリ)、2−Aで京華の親衛隊隊長。

僕はいままでいなかったんだから、香ちゃんは一切活動してないけど。

なーんでか嫌われてる。

アレかな。
親衛隊なんて可笑しいって言ったからかな。

「は?気持ち悪い、名前で呼ばないでよっ!!………え?」

勢い余って洗面所に入ってきた香ちゃんも阿呆面。

流行ってんのかなぁ(笑)
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ