Treasure
□天然うさぎ様から
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「アイツせこいアル!!」
がちゃんと机を叩く。
「どうしたのよ、神楽ちゃん」
別にどうしたもこうしたもないアル
と言おうと思ったのだけど、言わない方がいいかなあ。
「ごめんなさい、ちょっとイラッとしただけアルよ」
ただ・・・
***
男と女の差くらいかんがえてくれてもいいじゃん
「・・・だいたい背が170pって何アルか、高校生男子なんて150pで上等アル。ていうかそれでよく私喧嘩とかできるアルな・・・なんか怖くなってきたアル、いつかアイツ私のこと本当に殺」
「まだ言ってんの神楽ちゃん」
もう下校時刻よと姉御は言った。
そうかそんな時間か。
夕暮れが綺麗。
たまに思うけどアイツってなかなか彼女できないアルな。
一応顔はいいもんな。
喧嘩してるときとか手加減してくれてんのかな。
アイツの方が背が高いから互角に戦えるなんてありえなくネ!?
ていうかアイツのことばっかり考えてる私が一番ありえないネ!!!!
その時自転車置き場に見慣れた人影が
「チャイナー、仕方ねえから送ってやるぜー」
と言った。
ていうかそんなの・・・
「頼んでないアルッ!!!!」
でも断らない私って何アルか・・・
何も知らないアイツが憎い。くそ
***
「ねえ、お前の背ってどれくらいアルか?」
「んー、多分170くらい・・・なんでそんなこと聞くんでィ」
「別に」
15pか・・・
顔が熱いのは、夕焼けのせいにしといてやる。
とふと思った。
「感謝しろヨ!」
「お前さっきから顔赤いぞ、照れてんじゃねェの?」
「はあーーーーーっ?表出るかテメェ!」
相互記念に頂きました!
身長差気にしてる神楽が可愛い過ぎる…。
ありがとうございました!