永い夢

□第壱話
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外では、しとしとと雨が降っていた

「おかーさん」


「ん?どうしたの?」


「うちにはどーして刀があるの?」


「…あれはね、昔あなたのおじいさまのおじいさまが使っていたのよ」


「おじいさまのおじいさまってどんなひとだったの?」


「…覚えておきなさい、あなたの曾曾おじいさまはね…」













     五月雨

   第壱話 梅雨入り 

  
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