ガンダム00if

□story1†ソレスタルビーイング†
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アフリカにそびえるAEUの軌道エレベーター。

その軌道エレベーター付近にあるAEUの軍事演習場では、AEUの最新鋭MS、イナクトのデモンストレーションが行われていた。

デモンストレーションの会場にはユニオンのエースパイロット、グラハムエーカーと、その友人で技術顧問のビリー・カタギリの姿もあった。

「カタギリ、あのMS、イナクトをどう見る」

「どうもなにもフラッグの猿まねだよ、独創的なのはデザインだけだね」

グラハムの言葉に鼻で笑うように言い捨てるビリー。
その声は決して小さなものでは無かった。

『そこお! 聞こえてるぞ!』

しかしデモンストレーションを終え、着地したMSから反論されようとは2人も思ってもみなかった訳で。

「集音性は高いようだな」

皮肉ったような笑みをグラハムが浮かべる、そんな時。

「なんだ?」

グラハムがふと見上げた遥か上空。
太陽を背に‘何か’がこちらに向けて降下してくるのを見つけた。

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