ガンダム00if
□story0-存在してはいけない存在-
1ページ/1ページ
「君は何者だ、ヴェーダに登録されていないガンダムや、ソレスタルビーイングに4つしかない筈の太陽炉以外の太陽炉、全て説明して貰うぞ」
ある宙域、ある小惑星内に建造されたソレスタルビーイングの基地。
その格納庫の通路で、紫色の髪をした女性とも見紛う程美しいの顔立ちの青年。
ティエリア・アーデ。
そのティエリアが顔をしかめ、目の前にいる銀髪の青年と相対していた。
「俺のコードネームならヴェーダに登録されてるだろ」
「レイス・S・エヴィデンス、亡霊だなどとふざけたコードネームだ……私が言っているのはそう言う事ではない、何故君がガンダムマイスターで、君が何故あのガンダムを持っているのかと言うことだ」
「ヴェーダに聞けよ、俺はお前らの味方だし、コイツの性能やらなんやらも全部ヴェーダに送っといてやるからよ」
そう言ってレイスと呼ばれた青年は格納庫のハンガーに佇む白を基調にし、胸部や腕部等、一部が赤いMSを親指で差した。
「くっ……」
「もう良いじゃねぇかティエリア、敵では無いんだ、それで十分じゃねぇか」
苦虫を噛んだように顔をしかめたティエリア。
そのティエリアに声を掛けたのは、肩までの茶髪の青年。
「俺はロックオン・ストラトス、よろしく」
「レイス・S・エヴィデンス、今後よろしく、ロックオン、ティエリア」