今日は誰かな?
□今日は誰かな?
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☆木曜日☆
『ふぁぁ〜・・・
ん?だ、誰・・・?』
朝目が覚めると、目の前に男の人がいた。
オニイサンというにはあまりに大人っぽ過ぎる。
その男の人は、黒いボルサリーノをかぶり、黒いスーツを上下着込んでいる。
服装だけで行くと、リボーンクンみたいな・・・
「正解だ。よくわかったな。」
『・・・やっぱり。
だって、あまりに服装が同じすぎるし。
____それに、最近山本とか獄寺クンが来てるしね。
だいたい、ランボの10年バズーカで入れ替わったかなんかだでしょう・・・?』
そういうと、リボーンく・・・いや、サンがニッっと口角を上げた。
「相変わらず頭の切れるやつだな。
寝起きにも関わらず、冷静に状況判断ができるなんてな。
オマエ、やっぱりオレの正妻にならないか?」
いやいや、そんなこといいにワザワザきたの?リボーンサン?
『・・・そうじゃないでしょう?
言い残したことが、言いたいことがあったからきたんでしょう?』
そういうと、リボーンサンはすこし驚いた表情をした。__いや、マヂすごいくらいのごくわずかな変化だったけどね。
「そこまでわかったのか・・・
じゃあ、いっておく。
俺は、オマエの行く末を知っている。_____もっとも、今の俺は知らないがな。
だが、覚悟は必要だ。
いつ、死んでもおかしくない。
だから、悔いは残すなよ。
_____あと、オマエのコトは本気で愛してたからな。
それだけは、忘れるな。」
嗚呼、もう、何度も何度も・・・
『解ってるよ。そんなことくらい。
だいたい、ツナが居なかったら私は死んでるんだし。
一度死んだこの身が朽ち果てようと、悔いはない。
唯一つあったならば、それはツナを守りきれなかったこと。
____ソレダケだ。』
冷たい口調で言い終わると、リボーンサンはちょうど時間切れだったらしく、消えた。
_____星屑、一つ また、手に舞い落ちた。