★リク箱★
□どんな君も(サンジ×ルフィ)
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「なんで俺がこんなことに〜」
街を歩きながらルフィは未だにぼやいていた。
発端は、この島に着いて起きた。
「おおお!島だ!」
サウザンドサニー号でしばらくゆらゆらと海を漂っていた時、
船首でいつものように先を見つめていたルフィのは
久々の島に嬉しそうに声をあげた。
「ほんとか!?」
ルフィの声に皆が甲板に出てきた。
「小さな島ねぇ!でも、これで色々と買い物ができるわ♪」
「俺もやっと食材の調達ができる」
「どんな島かなぁ♪ワクワク♪」
それぞれが島に着いたら何をしようかと考えている時、
「あれは・・・・」
「ん?ロビンどうしたんだ?」
「えぇ・・・私の記憶が正しければ・・・」
「「「ええええええっ」」」
「ロビン、それ本当なの?」
「ええ。あの島はたしか、男女が対になって行動を共にしなければいけないはず」
「対って・・・」
ナミは頭を抱えながら、クルー全員を見た。
対と言っても、女2人に他全員が男という、
どう見ても綺麗に半分に分けることができない。
「俺、島色々見てみてぇぞ」
ナミの考えてることを野生の勘で察知したかのように
ルフィが抗議する。
こういう時ばっかり鋭いんだから。
「んんんん・・・分かったわ。じゃあこうしましょう」
ナミの提案は、
男性陣だけで棒を引き、
当たった者だけが外に出られるというものだ。
「ったく、面倒な島だな」
「あら、でも面白いじゃない」
ゾロのぼやきにロビンが意地悪にクスクス笑う。
「なぁなぁ、この女ってなんだ?」
「あら★ルフィちゃん当たりね★」
ナミが意地悪くルフィに笑いかける。
「それはね、女装するってことよ!!」
「はぁぁぁぁぁ???」
「・・・・何でサンジが叫ぶだよ。今のは
俺が叫ぶとこだろ〜?」
ぶぅぶぅ言いながらサンジを見るルフィ。
俺の気も知らねぇで・・・。煙草のフィルターを噛みながら、
サンジはゾロを見た。
男と女が対になって行動する島。
もしも、ゾロが女装ルフィと一緒に行動するのなんて
耐えられない。
「じゃぁ、ちょっとみんなの棒を見せて」
ナミに指示されて棒を見せると、
「ふむふむ。分かったわ」
こうして決められたパートナーが
ロビンーゾロ
チョッパーーナミ
サンジールフィ
「じゃあ、ルフィ、とりあえず私の服を貸すけど、
すぐ汚されそうだから、島のお店でなにか服買ってきなさい。
ちょうどサンジ君と一緒だから、サンジ君なら服選びも上手いし」
「え〜え〜・・・」
ブーブー言い続けるルフィに、
サンジはほっとしていたのだった。