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04:今日から貴方も家庭教師!


「極限にチンプンカンプンだ!何故答えがx=3なのだ!?」

「だからですね…」

「先生菟珊が来てくれて泣きそうさ…」

「確かに泣きたくなるよね。」

「オレだってこれ分かるよ」

3ーA 数学の時間にて
7人が転校してきて1週間たった
転校初日はクラス中と言っていいほどの人に囲まれ質疑応答していたが流石にそろそろ無くなってくる
本当もう燎は不機嫌になるわ麻龍は目が笑ってないわで初日は大変でした。とものは密かに思う
その日一家全員でグッタリとして帰り、夕飯は手抜きに焼き肉。
千尋が喜んで手伝ってくれました
一番元気だったのはあんなです。唯一と言っていい位家族の中では人見知りしないから
そんな彼女は既にバスケ部に入る事にしたらしい

慣れてくればクラスの中で仲の良い人が出来るのは当たり前
燎達は麻龍と燎の間に座る笹川了平と仲良くなっていた(ものは燎の隣)
というのも隣で数学やら理科やら社会科の問題を分からないと連発し可哀想…てかやかましいと感じた麻龍が教えた所懐かれたに近い
燎とも気は合いよく二人で「「きょーくげーん!!」」と叫んでる姿を見かける
先日は相璃がそれに誘われてるのを瓶は目撃した
したのかしてないのかは謎

「……ご理解頂けましたか?」

「うむ、つまり移行をすると+-が逆転するのだな!」

「麻龍お疲れー」

「おー…流石麻龍!!」

「笹川が…笹川が!!」

一次方程式の問題(中1レベル)を教えただけでこんなに先生が感動するとは……
世の中何で喜ばれるかわからないものである

「おや?」

授業が終了し、昼休みが始まった。
皆の分の飲み物を買いに行くべく歩いていた麻龍は見知った後ろ姿を見かけて近寄る

「綱吉君」

「あ、麻龍さん……」

「………どうか致しましたか?」

低い。テンションが低く過ぎる
完全に負を背負っている
もっとテンション上げて!?
無理だよ…
いつものツッコミですら威力が下がっている

「今日社会科の再テストなの忘れてて…、これでまた赤点とったらリボーンに何言われるか…っ!!」

「(リボーン?)でしたら僭越ながら教えられますよ。社会科は得意ですから」

「本当に…?いいんですか!?」

「ええ、あの子達にはメールしますから」

にっこり
ツナの本当の家庭教師に見られてるとは知らず麻龍によるツナへの勉強会が開かれたのだった

to be countine…
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