* いろいろ *

□ * 拍手小話集 A *
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* 副隊長、吉良は見た *





見ては行けないものを見てしまった時、皆さんならどうしますか?


見なかった事にして立ち去るか、
こっそり誰かに話すか、
本人に、それとなく気を付ける様に促すか。

秘密を知った嬉しさはあるけれど、基本的には困ってしまうと思うんです。
まぁ、ものにもよりますけどね。



今日の僕は…そうだなぁ。
いいものを見たと言えば見たし、怖いものを見たと言えばそう。

ただ、どちらにしても誰にも言えないのは決定的。
でもあんな珍しいもの見てしまったら、言いたくなるのは仕方がないと思うんです。



あぁ、でも――――、そうだ!


以前市丸隊長に教わった、穴を掘って叫ぶという現世の習慣を取り入れる良い機会じゃないですか!
見てはいけないものを見た時、現世では皆そうするらしいですからね!

だけど副隊長ともあろう者が、隊舎内に穴を空けるわけにはいかないし…。






ぽん!


少し考えて、僕は名案を思い付いた。これならば多分似たようなものですよね!

思い立ったら吉日。早速草履を履いて、縁側に下りるとしゃがみこむ。
すぅ、と大きく息を吸い込むと、床下に向かって――。




「日番谷隊長が執務室で


『ギン起きて、ちゅ』


とクッション相手に練習してましたー!!!隊長の幸せ者ーーー!!!」





…ふぅ。
すっきりした。
これならば安心です。



日番谷隊長?
あなたの秘密は絶対守り抜きますからね!





- オワリ -


こっそりと前ページの続きでした(笑)

王様の耳はロバの耳。吉良は天然だったとさ…(すみませんッ)



さてこの続きは書こうかやめようか。

書かなくても解りそうだよね(笑)


2008/7/27 ユキ☆



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