詩/1
□夢無 -ユメナシ-
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君の事を考えながら
今日も膝を抱えて
一人ぼっちの夜を過ごす
自分の気配を周りに満たして
誰もいない虚無感を胸に
一人膝を濡らして朝を待つ
ムナシイヨウ
サミシイヨウ
その二ツだけを胸に抱いて
自分だけの気配を感じて
今日も膝を濡らして朝を待つ
そんな子供を誰が知ろうか
そんな大人を誰が知ろうか
子供と大人の狭間に
一人たゆたうヒトガタを
誰が知ろうか
‡
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