詩/1
□僕と月
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其処に「在る」のに、「無い」と言われる。
そんな月と僕は一緒だと思う。
月は「在る」時は綺麗だと言われ、「無い」時は始めから何もなかったかのよう。
僕も同じ。自分達がソレを遣るのが嫌だからやってくれと「必要」とされ、自分達がソレを遣りたいから退けろと「不要」とされる。
「必要」な時は視界に入り仕方なしと話を振られ、「不要」な時はまるで存在しないものとされる。
僕と月は一緒だ。
「僕と月は何時でも確かに存在してるよね?」
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