詩/1


□花
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花は陽の光を浴びてなお枯れる。

花は水を与えられてなお枯れる。



花はヒトに生命力を与えるらしい。

生命力の無きに等しいものが花を育てれば、咲いても直ぐに枯れる。

生命力の溢れるものが花を育てれば、美しく咲いた。


そういうものなのだろう。

空気の綺麗汚い云々以前に花はヒトを選ぶのだろう。



『甲は己を傍に置くに相応しいか』と。








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