●花薊物語●
□エピローグ
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「ふはあああああああ、なんだったんだろ、夢?」
三日後
あげたまご先生が眠たそうに目をこすっている。
今から生意気な生徒の待つ教室へ。
また和夫さんは宿題をしてきていないのだろうか。
そういえば、BUMPのテレビチェックしたっけ、ツナに怒鳴られる・・・
「あ、やっほーあげたまご!この前の関ジャニがさ!」
カチューンが話しかけてくる。いつもの光景。
「あ、パディ。」
パディ先生も眠たそうにへろーんとしている。
パディ先生に気付いたカチューンは、次の授業に間に合わないと思ったのか、教室に帰っていった。
「先生、三日前のことなんですけど。」
パディ先生に一応聞いてみる。
「は?何かありましたっけ?」
あれ、やっぱり夢だったのかな。
「あのダリの絵の中に入っちゃってっていう・・・」
「何か、またマイナーな漫画にでもはまったんですか?」
私はそんな漫画読んでいませんよーっとパディ先生は行ってしまった。
「夢かあ・・・」
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