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□誕生日プレゼント
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誕生日プレゼント



それはいつもの昼休み。

今日も屋上で三人で昼飯を食べていた時のこと。



「《ピンポンパンポーン》沢田綱吉至急職員室まで来なさい。繰り返します……」



と綱吉を呼び出す放送が流れた。



「あっ忘れてた!!俺個人面談のことで呼び出されてたんだった!!」


と呼び出された本人は慌てて食べるのを止め立ち上がった。



「あははっ綱はドジだな」


野球馬鹿山本が笑った。と同時に十代目馬鹿獄寺が立ち上がり、


「ッッてめぇ!!十代目を馬鹿にすんじゃねぇ!!」


と勢いよく吠えた。



「やーもぅケンカやめてッ!!俺今から職員室行くけどケンカしちゃだめだよ!!」


綱吉が制止をかけた。



「うっ十代目がおっしゃるのなら…」


さすが十代目馬鹿。しょぼくれながら獄寺は腰を下ろした。



「ほら綱。いってこいよ。昼休み終わっちまうぜ?」


山本がニカッと笑って言うと綱吉は頷いてパタパタと屋上のドアへ向かった。



「やぁっぱツナ可愛いな!」


山本は同意を求めるかのように獄寺に向かって言った。



「なんでこんな野郎と二人きりになんなきゃなんねぇんだよ!!!!俺は十代目と……」


獄寺がブツブツ言っていると山本は思い出したかのようにアッと声をあげて言った。


「獄寺さぁ綱の誕生日プレゼント決めた???」


もうすぐじゃん、と山本が言うと獄寺はタバコに火をつけながら、


「ふん、十代目がお喜びになるものを差し上げるつもりだ。」


てめぇなんかどうせまた寿司だろ、とつけたしてタバコを吸った。



「綱が喜ぶもんかぁ〜。じゃぁ俺はチン●かなぁ」



・・・・・・・・・・・。


げほっごほっっ!!!!短い沈黙の後煙を吸い込みすぎた獄寺がむせながら吠えた。



「〜〜ッッてんめぇ!!!!十代目とどういう関係だ!!」 

獄寺に余裕はない。山本の胸ぐらを掴んで問い質した。



「ん〜〜まぁ獄寺が考えてるカンケーかな!」


煽るように山本は答えた。



「ンなッッ!!!!じゃぁ●●●や十代目の●●●を●●たり●●させたり、あまつさえ●●●を強要したりしたのかよっ!?」


獄寺さん、禁止ワードいい過ぎです。



「きゃー獄寺君ムッツリ!いっつもそんなこと考えてたんだぁ。」



ぶちっっ        


「てめぇなんか十代目にてめぇの汚ぇブツやるとかいってんじゃねーかよ!セクハラ!」


今にもダイナマイトを取り出しそうな獄寺を尻目に



「だって綱チョコバナナ好きじゃん。チョコぶっかけりゃぁ喜んでくれんじゃね?」


舐められたら俺も嬉しいし一石二鳥じゃん、と言う山本に対して怒りで顔を真っ赤にさせた獄寺は



「果てろっっ!!」



ガチャッッ



「ただいまぁ〜!!」


何も知らずに綱吉が戻ってきた。



「ツナ!おかえりぃ〜アレ?獄寺なにやってんの?」


大量のダイナマイトを持った獄寺に笑顔で言った。



「あぁ!?すっとぼけんじゃ……」        


「獄寺君っ!!!ケンカはやめてってば!」       

綱吉がまた制止をかけた。


「十代目ッッしかし…」



「ケンカする人嫌だっ!!!」 

獄寺は化石になった。



「つーなッッ!誕生日楽しみにしといてな!!!!」


ライバルをはめた黒い男が笑顔で言った。



「うんっ!!」


綱吉は無邪気に笑顔を返した。




END
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