SS

□捕食者
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捕食者




やっと課題が終わった。
今日は全然良いことが無いなぁ。
宿題忘れて居残りさせられるし。

いつも傍にいて頼りになる獄寺君は休みだし。

山本は野球の大会だかなんかで今日一日いなかったし。

淋しかった。すごく。

とんでもなく長い一日が終わった……と思った。



「こんばんは。ボンゴレ十代目。」


「む、骸!?」



そこには笑顔を浮かべた骸が立っていた。




嫌だ、恐い。獄寺君!!山本!!




「今日は邪魔者が珍しくいないと聞いたんでわざわざ迎えに来たんですよ。」



俺は急いで来た道を戻った。

戻った先には学校しかないってわかってたけど恐かったから。

捕まりたくなかったから。



だって俺は一人じゃなんにもできない。




足が震えて今にも泣きそうだった。
靴も履き替えないまま校舎に戻った。



恐い!!

獄寺君!!山本っ!!



急いでまだ施錠されていない部屋に駆け込んだ。


図書室だった。


ちょっとだけ、ちょっとだけ逃げ切れたかなって思った。



そんな気持ちすぐ消えちゃったけど。




「鬼ごっこは終わりですか?」



「ぅぅ……」



「追い掛けて捕まえたりするの得意なんですよ。」


骸がニコッて笑ったけどとても笑い返す気にはなれなかった。


ガチャッッ


鍵を閉めた音。嫌な予感がした。

やっぱり今日は良いことが無い。



「痛い思いしたくなかったらおとなしくしてて下さいね。」



なるべく殴りたくないですからって骸が付け足した。



「な、なにするんだよ?」



「貴方が殴られるよりされたくないことです。」



それだけ言うと骸の口が俺の口を噛み付くみたいに塞いだ。

必死で手をバタバタさせたけど骸の片手だけで、俺の両手は押さえ付けられてしまった。



「むっ…ぅう」



骸は俺の口内を犯した。
歯列を舌でなぞって俺が引っ込めた舌を引っ張り出して絡ませて、わざとクチュクチュ音を出して…

頭がおかしくなりそうだ。


「〜んぅ…ゃぁっ…」



舌を絡ませたまま骸は俺のネクタイを緩めてワイシャツのボタンをはずし、俺の肌を撫でてきた。



長い口付けからようやく解放され、まだはっきりしない頭のまんま骸にお願いした。

腕力じゃ勝てる筈が無い。


「ゃめっ…て…やだあ…」



「嫌ですか?でも体は良いみたいですよ。ココも…」



骸が胸の突起を掴んだ瞬間電気が流れたみたいな感覚に襲われた。



「ッッ!!ゃァ…ンン…」



俺の声を聞いた骸は満足そうな笑みを作って、胸の突起を片方はこねたり、摘んだりして、もう片方は口に含んで舌で吸い付く様に舐めた。



「すごいですね。胸だけで下勃ってますよ。」



そう言うとズボンと下着を一気に降ろされた。
嫌なのに…抵抗ができない。



「嫌っっ…だぁ」



骸はふるふると勃った俺のを掴んで上下に動かした。



「知らないんですか?貴方のそういう表情と声が僕を煽るんですよ。」



くちゅくちゅっくちゅ



「ぃやァッッ…!!骸…ッ出……るッ」



「嫌なのに出るんですか?ィキたかったらお願いして下さい。」



にっこり笑うと俺が出せないように親指で塞いで優しく太股を撫でた。



「初めて…じゃないですよね?誰にこんな体に躾られたんですか?」



早く出したくって骸の言ってる言葉は耳に入ってこなかった。




「む…くろ…願っ…ィカせて…お願っ……」




生理的な涙がいっぱい出た。はずかしくって。惨めで。



「可愛いですね、いじめたくなっちゃいますよ。」



「ぅやッ…ぁっン…ぁぁ」



骸は親指を離して俺の先っぽを爪で引っ掻いてィカせてくれた。

俺の出したので骸の手を汚してしまった。


俺が意識を手放す直前骸が何か言った気がした。



「貴方の体は僕が躾直してあげますよ。どんなに逃げても絶対に捕まえます。」



こいつからは逃げられない様な気がした。





END
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