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※微妙に虫がでます
※前の拍手の別パターン。





ドタバタガターンという酷い音が家中に響く。
次いで、うわああぁ、という遊戯の悲鳴が聞こえてくる。

「遊戯さん!?」

遊戯の悲鳴を聞いて即座に駆けつけた十代が、バタンと音を立てて
洗面所の扉を勢いよく開く。
蝶番が軋んで嫌な音を立てたものの、
それを咎めるものはここには存在しなかった。

「どうしたんで…」
「駄目だ、十代君!閉めて!」

慌てたような遊戯の声に、十代は一瞬反応が遅れた。
目の前に勢いよく迫ってきた黒い飛行物体。
ブーンという嫌な音を響かせ触角を揺らめかせながら飛来する、"ソレ"。

「っっっうわあぁぁあああ!?」

咄嗟に十代は身を横にかわす。
持ち前の運動神経と反射神経で、十代はそれを紙一重で避けたものの、
あの黒い悪魔は洗面台を脱出し、リビングへと向かっていく。

「やべっ…!」

やらかした、と言わんばかりに十代は舌を打つ。
しかし気がついたときには時既に遅い。

「ゆ、遊星ぃっ!」

黒い悪魔の飛んでいく先、それは真っ直ぐ遊星のいる方向だった。
遊星の目が見開かれる。十代は手を伸ばしたものの、手を伸ばした所で
あの黒い悪魔を素手で掴めるかと言ったらまぁ、否だろうが。

しかし次の瞬間、バシィィィンという酷い音が部屋中に響いた。
遊戯も十代も、一体何が起こったのか理解できずに居た。
音を発生させたのは、遊星だった。
振り下ろすようにして繰り出されたその凶器、
対黒い悪魔用の、持つものが持てば最強且つ最終兵器は、
寸分違わずソレに直撃した。
そうして倒したものの残骸を物ともせずに手馴れた様子で片付け終えると、
固まったままでいる遊戯と十代に声を掛ける。

「…お二人とも、どうしたんですか?何かありましたか?」




下層区民は強かである。




「遊星に勝てる気がしない」
「うん…ボクも…」
「何言ってるんですか!?
俺なんてまだまだ未熟で…お二人の足元にも及びません」
「いやぁ…敵に回したくないな、うん。
仲間でよかったぜ…」
「…はい………?…」




/持ってたのは新聞紙

この前のと別ver.です。
別に私G好きじゃないよ!というか大嫌いだよ!
ネタにしやすいんだ、ネタに。ただそれだけだよ。
我等が遊星さんはこうでなくっちゃという願望。強か。
サテライトは過酷だろうね!


  


おだてる



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