大空と風の書
□嫉妬心
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嫉妬心
「…只今、戻りました」
「ん、おかえり、神夜」
「……ツナ、」
「なに?」
「あの、今、めちゃくちゃ怒ってたりする…?」
「そんなまさか…怒ってなんかいないよ、俺は」
「(いや、絶対に嘘だ…目が笑ってねぇもん!)」
「……あのさ、」
「え、何?」
「朝帰りの理由はちゃんと教えてくれるよね?」
「え?…いや、その、」
「何?言えない理由?」
「言えないとか別にそんなんじゃねぇ、けど…」
「ならちゃんと教えてよ。ほら、言えるんだろ?」
「(だからこえーよ!特に眼が!!)……仕事先で女に捕まりました」
「そう。それでそれとシたわけじゃないよね?」
「襲われかけたりしたけど…シてないよ、勿論」
「……まぁ、神夜はとことん押しに弱いからね」
「だって俺、ボンゴレファミリー以外の女はなんか…苦手なんだもん…」
「でも、印だけはちゃっかり付けられたんだ?」
「…ん、くすぐったい」
「なかなか濃い印を付けられてるね…ちゃんと消毒しないと駄目だよな(あと消毒したあとに上書きしてやらないと)」
「…いや、だって、」
「あ、似顔絵お願いね」
「え、なんで?」
「そんな神夜ってば…聞かなくても分かるだろ」
「……やっぱ、始末?」
「当然だろ?俺の神夜に手を出したんだから。…そうだな。やっぱり雲雀さんと骸がいいかな?」
「………」
「俺の前で、そんな顔しないでよ。俺以外の奴のことは考えないで?神夜は俺だけのことを考えていればいいんだよ」
「ん…ちょっ…」
「……神夜、」
「つ…つな…っ」
「俺のことしか考えられないようにしてあげるよ。だって神夜は俺だけのモノなんだから(妖笑)」
「……っ(駄目だ…逆らえない…あぁ、惚れちゃった弱み、なのかなぁ)」
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旧サイト掲載用に書いた綱神。10年後。もうラブラブな新婚生活を送っていればいいと思います。
綱神とか遊六だとバカップルにしかならないとかなんでだろ…あぁ、文才が皆無だからですよね。