三国無双武将辞書

【て】 1件

【典 韋 (てんい)】
典 韋(てん い)字は伝わっていない。最初、張邈に仕え、夏侯惇に見出され曹操配下となり、たびたび戦功を挙げ、司馬となった。

逸話/人物
・堂々とした体格で力もずば抜けて強かった。若い頃、劉氏のために彼の仇であった李永とその妻を殺し、白昼堂々市場を歩いて帰ったが誰も恐れて捕まえようともしなかった。
・酒食を好み、飲み食いの量は人の倍で、御前で食膳を賜るときは左右から酒を注ぎ、給仕を数人に増やしてやっと間に合うほどだった。
・張繍が謀反を起こしたとき、典韋が守っていた陣門に敵は侵入できなかった。
・敵に囲まれ、多くの箇所に傷を負った典韋は、敵に突進し、数人を殺してから、目を怒らせ口をあけて大声で罵りながら死んだ。
・曹操は典韋の死を聞くと、涙を流し、息子である曹昂の死以上に悲しみ、遺体を取り戻すために志願者を募ったほどだった。
・その怪力から曹操に「古の悪来(殷末の紂王時代の剛力の官僚)のようである」と言われている。
・小説『三国志演義』では、張繍配下の胡車児に、酒に酔わされた隙に武器を奪われ、直立不動のまま息絶えたとなっている。



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