※少々単行本最新刊のネタバレ気味になっております!!!
出張!☆バリアーなノ☆
ある日の昼下がり
『ボスボス〜』
「なんだ、やっと結婚する気になったか…なら今すぐこれに記入しろ(ピロっ)」
そう言って私に既に旦那さんの欄にボスのあらとあらゆる個人情報が記入してある婚姻届を私に渡してきた。
また…!!!!!
『…今すぐその婚姻届ごとボス燃やすよ?(黒笑い)』
「…スミマセン」
『そんな事より…パパンから聞いたよ!ボスって12カ国語話せるんだってね!』
ついこの間パパンと電話した時に教えてもらった。こう見えて、やっぱりボスはパパンの息子。頭もいいんだよね、知識的な意味で。
「はんっ…あの老いぼれが覚えろ覚えろうるせぇから覚えたまでだ」
その言葉とは裏腹に顔がにやけてますけどボス。
てかそのどや顔、ムカつく。
『じゃあなんか話して!何でも良いからさぁ〜!』
「…仕方ねぇな。後でチロ●よこせよ」
何でチ●ルかはさて置き…ボスに何か話してほしいので取りあえず会話を続けることにした。
『はいはい。じゃあまずは〜…セルビア語』
「…………Молим вас ожени ми」
『凄っ!?でも何て言ったんだろ…まあいいや。次!ドイツ語〜!!!』
「Bitte heirate mich」
『…(あれもしかして)次、英語』
「marry me」
『………………一応聞いておくね。イタリア語は?』
「Si prega di sposarmi」
『………………ボスのバァカアァァァ!!!!!!!!!!もう知らないっ』
「おい、チ●ル」
『そんなもの無いわアァァー!!!!!!!!』
もう本当知らないっ…!!!!
何で
何で
ボスを喋らせると全部…全部…
『'結婚しろ'になるのよぉぉお!!!!!!!!プロポーズのグローバル化謀ろうとしても無駄だわアアァァ!!!!!!』
やっぱりボスはバカだった。
もうほっとこう。
ボスなんかほっといてお菓子食べてやるっ〜!!!!
そう思った私はキッチンに向かった。
「…あ、返事聞いてねぇ」
そんなボスの言葉を聞いて私は一発殴った。
グローバルプロポーズ
(もうっぷんすかぷんっ)
(…どうしたのかしらねぇ〜あの子。)
(またあのアホボスがなんか言ったんだろぉ)
(本当に、ボスは諦めわりーよな〜)
(…まあね)
end.
〔拍手ありがとうございました!!!!〕