若人の広場

□若人の広場
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若人の広場は、南あわじ市の大見山に設立された全国唯一の動員学徒の慰霊施設です。大東亜戦争で敗戦濃厚になった我が国から 400万人の学生・学徒が戦場や工場などに動員され、そのうちの約20万人の若く尊い命を国のために捧げました。学半志し半で国難に殉した霊を慰め、併せて生き残った動員学徒との交流の広場として昭和42年に建立された記念塔で戦時資料館と宿泊施設で構成されました。当初は長野県某所に建立予定だったのが紆余曲折を経て、もともと要塞でもあり海に囲まれ風光明媚な景色を展望できる淡路島の大見山に建立されました。しかし、施設の立役者が亡くなり、また兵庫県南部地震により多大な被害を受け修復もままならず、来訪人も激減し朽果ててゆきました。また、20万余りの戦没学徒の名簿が未だに未整備のままであることから、魂が抜けているためこれでは人は訪ねてこないとの指摘もされています。

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