連載

□いつもの朝
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恭「ふぅ・・」


母「恭弥くんはいつも起きるのはやいね!」

恭「まあね・・」

いつも一番に起きている長男朝何をやっているかは誰も知らない・・・

母「ご飯作っちゃうからお父さんと、二人起こしてきてもらえる?」

恭「・・・」『がた』

なにも言わずに立ち上がった

基本的に誰の指図も受けないが母はご飯を作ってくれるので恩はしっかり返す(父は論外)


    *  *  *

『ガチャ』

恭「朝だ。起きろ」

父「ん、、、ああ」


『ガチャ』




「・・・」

一回次男の部屋の前で立ち止まる(言い忘れましたが、この家は父が稼ぐので兄弟一人ずつに部屋がありそれなりに大きい家に住んでいる)はっきり言って不本意だが遅刻が多いと学校の風紀が乱れるので起こさないわけにはいかない

『ガチャ』


恭「朝だ。起きろ」


武「ふぁ〜・・・おう兄貴おはよう!」

恭「ちっ」

もう起きていたのでイラついて舌打ちをした


『ガチャ』

そして何も言わず部屋を出た


ここまでは毎朝うまくいく

が、ここからが問題だ

三男は朝に弱い


『ガチャ』


恭「朝だ。起きろ。」

こんなこと言っても意味ないが一応言う

隼「ん〜・・・」

身じろいしたぐらいで全く起きる気配がしない

恭「はぁ・・・」

『ガタッ!』

隼「いてぇ・・・」

恭「起きろ」

口でなかなかものを言わない恭弥はとりあえず蹴る

隼「ちっ・・・」『カタ』

仕方なく起きた隼人

恭「ワォ。起こしてやったのに礼もなしかい」


隼「んだよ、うるせぇな・・・」

朝ということもありいつも以上に機嫌の悪い隼人

恭「うるさいのはどっちだよ。毎晩毎晩。」

そう隼人は毎晩何かの実験をしている

隼「あぁ?あれは父上に許可とってっからいんだよ」

恭「・・・なんか最近隣の家がうるさくてなかなか眠れないって三浦が言っていたんだけど」

隼「っく・・・」

これは隼人の気持ちに気づいている恭弥のささやかないじめだ

恭「反省してるならお礼でもいったら?」

隼「な、なんで俺があいつのことで反省しなきゃいけねぇんだ!」

ただの照れ隠しにしか思えない

恭「っふ・・・「こらー二人とも下りてきなさぁい!ハルチャンたち来ちゃうよー」

もう少しで戦闘態勢に入るところで母の声が響いた

「「・・・」」


二人ともハルの名前が出されてなにも言わず一階へと下っていった


     *  *  *


武「兄貴たち遅かったのな!!」

父「二人ともおはよー」

隼「父上!おはようございます!!」

恭「・・・」



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