小説
□また会おうね
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『リクが…とうとうシオンと接触したんだ…』
存在しなかった城。機関員が集う城である。
その上空に浮かぶ宝石のようなモノ―――キングダムハーツ。
少女・ソロンはキングダムハーツを記憶の摩天楼から見つめている。
記憶の摩天楼は薄暗く、そこらからハートレスが出現する。
『……シオンは…どうするんだろう』
シオン―――機関の14番目として存在する少女。
『……でも、決めなきゃなんだから…』
ソロンは摩天楼の道を歩き出す。
しばらくは、此処にいるからと言って、動かなければ身体が鈍ってしまう。雑魚でも良いからハートレスと戦っておくほうが良いと判断したのだ。
『……やがて…ロクサスは――――』
そこで言葉が切れる。
すると、ハートレスが大量に現れた。