復活!

風紀委員長
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『雲雀!』






応接室で仕事をしていると、いつものように彼女はやってきた。






「‥また来たの?」


『クフフ!雲雀に会いたくてー!』


「…その笑い方、すっごい殺したくなるんだけど。」






すっごい気持ち悪いし。







『ゴメンゴメンゴ。』







‥謝る気、絶対無いよね。






「‥‥それより、今授業中『雲雀!好きです!付き合ってください!』…。」







話を最後まで聞け。しかもそれ今言うこと?







「…あのさ、君には空気を読むってことが出来な『返事は!?』‥。」






…ワォ、僕のことシカトするんだ。






「ねぇ、あんまりふざけてると咬み殺『早く質問に答えてよ!』…ちょ‥‥最後まで言わせてよ。」






もう泣くよ。僕が泣いたら怖いよ、ある意味。







『ねぇねぇ!返事は?』







‥そんな期待の眼差しで見られても…。




もう、なんか本当泣きそうなんですけど。







「‥‥さぁ。どうだろうね。」


『は!?ふざけっ!』







その言葉、君に一番言われたくない。







「よく分からない。これが答え。」


『好きか嫌いか、どっちかにしろよー。』







命令かよ。‥ていうか、誰に口きいてんのか分かる?






「‥‥もう、帰ってよ。」


『んなっ!?雲雀のためにわざわざ来てやったんだよ?』


「わざわざ話聞いてやったんだよ?帰れ。」


『ちゃんと答え聞いてないもん!』







‥‥面倒臭いな。







「だから、よく分かんないんだよ。」


『はぁ!?じゃあ、はっきりするまでずっと此処に居るからね!』


「‥‥‥いいよ、空気扱いするから。好きにしたら?」


『好きにしますよーっ!』









僕は、君のことが好きなのか嫌いなのか‥‥まったく分からないけど。








君と一緒に過ごす時間は、不思議と‥‥嫌いじゃない。











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