小説

□木の葉旋風(木の葉丸×ナル)
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「なー、今日こそ遊んでくれるだろ!コレ!ナルト兄ちゃーん!」

「だー!ダメだっていってるってばよ!木の葉丸!
 今日、俺ってば忙しいの!」

最近、木の葉丸は暇らしくって、しょっちゅう俺の所に来る。
だけど、遊んであげられる事はほとんどない。
任務が終わればシュギョーの約束や、溜まってる家事を片付けなきゃ。

「だって、兄ちゃん最近ズっと遊んでくれてないぞ、コレ・・」
目に見えてシュンとなる小さな子供。
いつもなら、「じゃあまた今度な!約束だからなコレ!」なんて言って
元気に走って帰るのに。

眉毛はきゅっとひそめられ、木の葉丸の目じりにはうっすらと涙が溜まってる。

(・・・なんか俺ってばヒドイ奴?)

今日ぐらいは、修行サボって遊んでやってもいいってばね・・・?



と思った瞬間、景色が揺れた。
俺が感じられたのは、踏み出した一歩の感触が変だった事だけ・・。

「・・・兄ちゃんが悪いんだぞ!」

頭がグラグラして、視界がふっと暗くなる・・。


***
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