キリリク&記念

□バレンタイン&8万打御礼
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何とか煩い唯我独尊バ会長を宥めてリュウを手伝いに行く。全員分だと大変だしな!
俺が手伝っていると竜希も手伝いに来てたから入れた紅茶から運んでもらう。

最後の紅茶をリュウに任せて、自分は先程作った“チョコクッキー色々な味あるよ”を取り出しリビングへ運ぶ……ネーミングについては突っ込まないでくれよな?



「これ以上騒ぐなら食わせないからな!」


案の定と言うか未だ小競り合いを続けるシロと唯我独尊バ会長に怒鳴ると途端ピタッと争いを止め大人しく席に着く。


「黒くんが作ったの?」

「おまえらの今日の争いってチョコなんだろ?」

「知ってたのか!?」


いや、何でリュウ以外全員赤くなってんの?
バレてないとでも思っていたのかお前らは!


「デカイ声で争ってりゃ口喧嘩の内容丸聞こえだからな? 全く食いしん坊だなぁお前ら」

「「「……は!?」」」

「チョコなんて山程貰ってんのにまだ欲しいだなんて……」

「ちがっ「そんなに甘いものが好きだなんて……同志だな!」……そうだな」


甘いものが大好きな俺は同志が増えたと嬉しくてニコニコだ。
絶対今、顔がだらし無く緩み切っていること間違いなしだろうなぁ……


「よし、食べるか!」

「「「いただきます」」」

こうして2月14日の夜はふけていく………


********************

「相変わらず姫は鈍いよね〜」

「僕たちチョコじゃなくて“黒ちゃんがくれるチョコ”が欲しかったんだけどねぇ」

「まどちゃんとか甘いものが苦手じゃなかったっけ?」

「コウが楽しいならそれで良い」

「ハッ忠犬ぶっても下心見え見えじゃ意味ねーなぁ」
「でも黒くん可愛かったよね」


((((……確かに))))


その時だけは嫉妬や独占欲が吹っ飛ぶくらい、ニコニコと笑う煌夜は可愛くて堪らなかったと浸る。


「お前らいい加減学習したらどうだ?」


思い出しニヤニヤする面々を見てリュウは溜息を着いた。
ひとしきり妄想やらを楽しんだ面々が、先程煌夜と2人きりになったリュウに嫉妬の嵐を向けるのも毎度の事。




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