いつも誰かの話し声が聞こえるこの教室。
今はただチョークが不規則な旋律を奏でているだけだった
“学級委員”
経験した事なんか一度もないけどこの際、
気にしてる場合じゃないよ…ね?
生唾をゴクりと飲み込んだ。
「えっと…。学級委員やりたい人いますか?」
沈黙…
学級委員は誰でも嫌がる仕事だった。
心臓が激しく鼓動してるのを無視して重たい手をゆっくり挙げる
「…!
じゃあ女子は花風(かふう)さんでいいですか?」
司会をしている心友・玲緒奈は驚いた表情をしながらも事を進めている。
結局男子はまた話し合い、
結果をわかっていても棘が胸の中で暴れている感覚を負っていた。
「男子は霞(かすみ)さんに決まりました。」
よしっ!
計画通りだぁ〜♪♪
はぁ…
寿命縮んだ。
玲緒奈は席に戻る間あたしに意味深な笑みをうかべていた。
玲緒奈はもうわかってるね…うん
花 霞 学
風 級
未 雄 委
莎 也 員
怜
文字が並んだだけでも顔が熱くなるくらいあがった。
To be next...