企画。
□10000HIT企画部。
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blogの獄寺君にネコ耳が生えるパロディーの番外編。でも読んでなくても読めます。
瓜獄←雲・リボっぽい獄寺君総受。ギャグ。
「獄寺君最近瓜と一緒に見ないんだけど、どうしたの?」
最近は瓜も獄寺君に懐いてたから引っ掻かれたりもしなくなったのにどうしたんだろう。と思って聞いてみると、獄寺君はちょっと困ったような顔をして答えた。
「その..最近アイツに困った癖ができまして...」
「困った癖?」
「その..実はこの間瓜がジャレついてきた時くしゃみをしちまいまして...」
「あー...」
「それを見た瓜があれ以来しょっちゅう鼻先を毛で擽るんスよ...流石に仕事中は困るので」
獄寺君はくしゃみをすると猫の耳と尻尾が生えるという特異体質がある。それを知った瓜が面白がってくしゃみさせてくるらしい...獄寺君も大変だなぁ。
「なるほどね..じゃあ今は匣にいるの?」
「いえ、匣は可哀相なので部屋で留守番してます」
「それって甘やかし過ぎなんじゃ..って、獄寺君!」
「え、「にょおーんっ」..瓜っ...っくしゅん!!」
噂をすれば影というか..話の渦中にいた瓜が獄寺君に飛び付いて早速くしゃみさせていた。てゆーか獄寺君の部屋にいたんじゃないのか瓜。
「あ..隼人...と沢田綱吉」
「あれ、雲雀さん?」
少し遅れて瓜が走ってきた方向からどうやら瓜を追っ掛けてたらしい雲雀さんが走ってきた。
獄寺君は雲雀さんが来るなり睨み付けて、
「テメーか、瓜を放したのは」
「..部屋に君がいるかと思ってドアを開けたらその猫が逃げたんだよ」
「チッ..このアホ雲雀...」
「と、取り敢えず廊下にいるのはまずいから部屋入ろ!」
盛大に舌打ちしる獄寺君と(ついでに)雲雀さんを近くにあった俺の執務室に押し込んで扉を閉める。
すると無人だったはずの室内から俺達以外の声が響いた。
「なんだよ煩ぇな。..つーか獄寺、何で耳出てんだお前」
「あ、リボーンさん。こんなとこにいらしたんスか」
「てゆーかなんで此処にいるんだよリボーン!」
「あ?んなもんテメーの部屋に誰もいねぇから昼寝してたんだよ」
「此処は仮眠室じゃなーい!!」
備え付けのソファに堂々と横になってた身体を起こして呑気に欠伸なんぞしてるリボーンはどうやら此処で昼寝(つーかサボり)してたらしい。仕事はどーした。
「お前には云われたくねーぞ」
「まだ何も云ってないだろー」
「まあまあ2人共落ち着..うひゃぁぁ!!」
「ご、獄寺君?!」
「どーした獄寺?!」
俺達を止めようと声をあげた獄寺君から奇声があがって何事かとそっちを振り向くと、
「にょーん」
「う、瓜..擽った..っ」
瓜が獄寺君の頬とか首筋を舐め(回し)ていた。するとさっきまで静かだった人物の方向から物凄い殺気を感じて見てみると...
「..ねぇ、あの猫は一体なんなの?匣兵器の分際で...」
(雲雀さん瓜に嫉妬してるー?!)
ぼそぼそと静かに嫉妬の炎を燃やす雲雀さん。そんな雲雀さんを未だソファで寛いでるリボーンが鼻で(嘲)笑った。
「雲雀もまだまだだな。あんな子猫相手にムキになってるようじゃ..もっと余裕を持たねーと獄寺は射止められねぇぞ」
「...君は喧嘩売ってるの?」
「本当のコト云っただけだぞ」
「どーでもいいけど、2人共せめて部屋出てから暴れてね。...にしても最近の瓜ホント獄寺君のコト好きだよ、ね..」
お互い睨み合って険悪なムードの2人に届かないであろう忠告をしてからもう一度獄寺君の方を見ると
「にょお〜っ」
「ちょ、コラ瓜っ」
今まさに瓜が獄寺君の唇を奪うところだった。そして俺の真横を通って瓜スレスレのところを1つの弾丸が通った。
慌てて振り向くとそこには2人の黒い鬼が。
「流石にそれは見過ごせねーぞ」
「..咬み殺す。ぐちゃぐちゃに咬み殺す。」
「ちょ、リボーンに雲雀さん!落ち着いて!相手は小さな子猫だし!!」
「え、ちょ、リボーンさん?雲雀?あの10代目?一体何が...ば、止め、うーりー」
こっちの様子に気付いたらしい獄寺君、でもとことん瓜に甘い彼はなかなか瓜を看破できない。
と、その時。獄寺君の手からすり抜けた瓜が獄寺君の肩に跳び移って頭の上に行く時にさりげなく頬にチュウした様に見えた。
俺に見えたってことはあの2人にも見えてるわけで...
「獄寺、ちょっと瓜貸せ」
「え゙、あのリボーンさん..気のせいでしょうか?なにやら殺気が...」
「咬み殺す、全力で咬み殺す」
「雲雀!?おま、なんでそんなぶちギレてんだ?!つかトンファーに炎燈すな!!」
殺気全開で獄寺君(てゆーか瓜)ににじり寄る2人。めっちゃ怖い。獄寺君ですら若干涙目だし。あはは、涙目のネコ耳獄寺君可愛いなー(現実逃避)
「獄寺!!」
「隼人!!」
「な、何かは解んないですけど取り敢えずすみません!ごめんなさーい!!」
そう云って脱兎の如く逃げ出した獄寺君。その瞬間瓜が何とも云えない不敵な笑みを浮かべた..気がした。
..まさかね、だって瓜、猫だし...。
「てゆーか獄寺君耳出たままだったけど大丈夫かな..?」
と、出てった獄寺君を心配してる横でリボーンはドアに銃を乱射し、雲雀さんは執務室の壁にデカイ穴を開けて出てった。憂さ晴らしならせめてトレーニングルームでしてくれないかな。
なんて思いつつバカにならない修理費を思って溜息をついた。
END
獄寺君だいぶ苦労人。
んで雲雀の沸点が低すぎる。
リボーンさんと雲雀がもれなく破壊神。とばっちりが全て10代目に←←
でもネコ寺さんと瓜を絡ませられて満足です。
リクエストありがとうございました!
09.12.15.