企画。
□10000HIT企画部。
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DV。狂愛。
ちょっと痛々しい表現有。
今日も俺はお前を傷付ける。
嫌いじゃない。嫌いなんかじゃない。
「かは..、」
「はぁ..はぁ..、はや、と」
おもいっきり殴って。血が散って。目の前で倒れた隼人がぐったりしてる。
そこでやっと正気に戻った。
(あぁ.. またやっちゃった...)
倒れてる隼人の傍に座り込むと隼人がこっちに向かって腕を伸ばしてくる。
「ベ..ル」
「隼人..」
隼人の手が俺の頬を撫でる。その手に自分の手を添えるけど手が震える。
隼人が哀しそうな顔をしてた。
「ゴメン...俺、..っ」
「ベル...」
「俺、隼人のコト大好きだし..大切だし..愛してるよ?...だけど傷つけちゃうんだ」
「ねぇ隼人..俺達」
「嫌、だ」
隼人が俺の言葉を遮った。続く言葉がわかってるように。
隼人が顔を歪める。さっきよりも哀しそうに、泣きそうな顔で。
「ベル...いいんだ..気にすることねぇんだ..」
「隼人..でも、このままだと俺、隼人を殺しちゃう」
「俺、隼人のこと殺したくねぇよ..っ」
俺まで哀しくなって、涙が出てくる。
涙で歪んだ隼人が俺の涙を拭ってくれた。
ひらけた視界に映った隼人は微笑んでた。
「ベル...大丈夫、俺は死なねぇよ..危なくなったら、ちゃんと反撃出来るし。それにお前は俺を殺さねぇ」
「でも」
「大丈夫だ」
「だから..別れるなんて云うなよ」
そう云って腕を伸ばして俺に抱き着く隼人
(..さっき俺が云おうとした台詞、やっぱ判ってたんだ)
「俺..お前がいない方が、耐えらんねぇよ...」
「うん..ゴメン.........ありがと」
「あぁ。..これからも愛してくれよ、」
そんなこと云ってくる隼人にまた涙が出て来た。
END
最初はベルだけだったのになんだか2人共病み気味..アレー?
と、取り敢えずリクエストありがとうございましたっ!
09.12.21.