短編①
□熱の効果
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「申し訳ありません、１０代目。ただ、これは俺の本当の気持ちで…」
「な、何言ってんの、獄寺君！？」
「俺…１０代目のことが…」
「ス、ストーップ！お、オカシイよ、こんなの！！」
「オカシクなんかありません、１０代目！！俺は１０代目を愛してるんです！！１０代目も俺を…俺を愛して下さい！！」
俺はそう言うと、１０代目の腕を掴んでベッドに引き込んだ。
「ちょ、獄寺君！どこにそんな力…」
チュ…
クチュ…
ハァハァハァハァ…
キスの音と、二人の荒い呼吸が部屋を満たしていく。
「１０代目ぇ…」
「ご、獄寺君…やめ…駄目だよ、こんな…」
「可愛いっす、１０代目…」
１０代目が、潤んだ瞳で俺を睨む。
それがまたどうしようもなく……たまらねぇ。
「１０代目…」
「ひゃっ…！！」
俺は、固くなり始めていた１０代目自身を撫でた。
「ご、獄寺君…！！」
そして１０代目自身を取り出すと、丁寧に手で擦り始めた。
「ん…うっ…ダ、メ…だってば…」
俺の手の中で、みるみる固くなっていく１０代目自身。
ああ、ヤベー。
俺はもう片方の手で、パンパンになった俺自身を取り出した。
そして、１０代目自身に俺自身を擦り付けた。
「あ…あ…あ……獄、寺君…」
二人の自身から先走りが出て、互いの自身を濡らす。
すげぇ…気持ちいいぜ……
「１０代目…」
俺は１０代目の手に、俺自身を握らせた。
「ご、獄……あっ！」
ためらっていた１０代目だったが、俺が１０代目自身を激しく擦ると、それに合わせて手を動かし始めてくれた。
ヌチュヌチュヌチュヌチュ
二人の先走りが混ざり合って、いやらしい音を立てる。
お互いの手も、自身もぶつかり合う。
「ハァハァハァ…獄寺君…俺…もう…」
「いいですよ１０代目。俺ももう限界っす…」
俺達は手を速めた。
「あっ、あっ、あっ、獄寺君…出る…っ」
真っ赤な顔で唇を噛み締めた１０代目が、俺の手の中に熱い欲を放った。
「１０代目…！！」
そして俺も、１０代目の手の中に……
「獄寺君…俺…どうしよう、こんなこと…」
「お、俺が悪いんです！すいません、我慢できなくて…」
「獄寺君…。いいよ、もう。なんか俺も獄寺君のこと…」
「ほ、本当っすか！？１０代目ぇっ！？」
「い、いや、まだよくわかんないけど…！でも、まぁ、たぶん…」
「感激っす、１０代目ぇ…」
「それより……どうしよう、この布団…」
「そ、そうっすね…」
ベッドの中は、混ざり合った俺達の欲でベッタリだ。
「じゃ、じゃあ俺が持ってかえりますよ。記念に…」
「ちょ！そんな…！！」
１０代目…
俺が一生護ってみせます。
この熱いボムと…
決して揺るがない愛で…。
◎オマケ◎
「ゲホゲホゲホゲホゲホゲホッ！」
「す、すいません１０代目！風邪うつしてしまって…」
すっかり元気になった獄寺君の代わりに、酷い風邪をひいてしまったツナ君でした。
END．
◎あとがき◎
私の中で、獄ツナ・ツナ獄が急上昇です。
なんか純情そうな二人が好きで。
だから裏なしにするつもりだったのですが、ついつい勢いで。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました！！