短編@


□ディーノの誕生日
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「明日は絶対に行かなきゃなんねぇ所があるんだ、ロマーリオ。」
「じゃあ頑張って仕事を片付けるんだな、ボス。」




ちっ。
今回の交渉相手は強情だぜ。
こんな奴に手間取ってたら、恭弥との約束を守れねぇ。
明日、2月4日は俺の誕生日。

「一緒に居てあげるよ」

なんて生意気なこと言ってた、可愛い恭弥の所に行く約束だ。
それには、今日中にイタリアを出発しなくては。
クソッ、よりによってこんな強情っ張りが相手とはな。






















「君、今更何しに来たの?」

やっべー、恭弥の奴すげぇ怒ってる。
そりゃそうか。
案の定、仕事が長引いたせいで今はもう4日の夜。
あと3時間ほどで、俺の誕生日が終わる。

「ご、ごめん恭弥。な?」
「いやだ。咬み殺す。」

恭弥の奴、そんなに俺と居たかったのか。
俺は勝手な解釈をしたが、多分間違っていない。
俺は素早く、構えてるトンファーごと恭弥を抱きしめた。

「何するの?離してよ。」
「いやだ、離さない。」
「僕がどれだけ待ったと思ってるの?」
「……そんなに俺のこと想ってくれて嬉しいぜ、恭弥。」

俺は反論しようとした恭弥の唇を塞いだ。

「んっ…!」

口の中を犯してやれば、力が抜けていく恭弥の身体。
恭弥の手から落ちたトンファーが、足元に転がっている。
俺は恭弥を抱き上げて、ベッドに倒れ込んだ。





既に潤んでいる恭弥の目が、俺を睨み付けてくる。
そんな目が、俺を更に熱くさせる。
俺は恭弥の頭を掴んで、脚の間に引き寄せた。

「君、何させる気?」

決まってるだろ、今日は俺の誕生日だ、俺の好きにさせてもらうぜ?

「舐めさせてやるよ、恭弥。」

俺はそう言うと、取り出した自身を恭弥の口に押し込んだ。







「んっ…はぁ…っ…ん」

口いっぱいに俺自身を含んだ恭弥が、懸命に頭を上下させる。
必死な顔が可愛くて、我慢出来なくなりそうだ。

「恭弥、足、こっち。」

俺は仰向けに寝ると、自分の上に恭弥を乗せた。
そして恭弥自身を取り出すと、優しく口に含んだ。

「んんっ…!」

俺自身をくわえたまま、恭弥が息を漏らす。
なんて可愛い奴だ、俺は激しく頭を上下させた。

「ディ、ディーノ!駄目だよ…!!」

たまらず、恭弥が顔を上げる。
知るか。
俺は激しく動くのをやめなかった。

「あっ…あっ…あっ…」

恭弥が高まってくるのが、口の中に伝わってくる。
やがて…

「はぁっ…あっ…ディ、ディーノ…っ!!」

一瞬大きく膨脹した恭弥自身から、温かいものが俺の口に溢れ出た。












「プレゼント、美味しくいただいたぜ。」

俺は恭弥の白を飲み干して言った。

「君…馬鹿だね…」

肩で息をしている恭弥が可愛い。
もう我慢の限界だ。
俺は恭弥を押し倒すと、後ろから突き上げた。










「い、痛いよディーノ…!」

指で慣らしてない恭弥の中は、俺自身をギリギリと締め付けてくる。

「くっ…んっ…はぁ…!」

俺は声を漏らしながら動き続けた。

「あ…っ!…ディーノ…!」

気持ち良くなってきたのか、恭弥の腰も動き出す。


パン!パン!パン!パン!


俺は激しく打ち付けた。
恭弥の中は、熱くてキツくて最高に気持ちがいい。
いい加減、もう限界だ。

「出すぜ、恭弥っ…!」

そう言うと、俺は恭弥の中で果てた。











 
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