退廃今昔物語
□ロミオとジュリえる
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その町にたむろしている暴走族の連中は、ワイミー家のドラ息子、メロとマットの手下ばかり。
夜神家の次男、照は四角四面な性分で、その連中を「珍走団」と呼んで蔑んでいました。
照はに常日頃から、
「ねぇ、兄さん。僕と一緒に屑退治しましょうよ」
と兄のロミオに言っておりましたが、ロミオは曖昧な返事しかしません。
ロミオはそれどころでは無かったのです。
報われぬ恋、許されぬ恋に悩んでいたのでした。
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