◇ ◆ 薦 蓮 集 ◆ ◇ 
【れ】 1件
【蓮（竜崎×夜神月） (れん)】
「――ん？！」
目覚めると、竜崎が上に乗って僕にキスしていた。優しくて甘い、唇に触れるだけの軽いキス。
何度も、何度もされた。いつしか僕は、自分から両腕を絡め、「…欲しい」あえぐように言った。
彼はいつも、少し悲しげな目をして
「私を、本当に？」「月くんは、欲情していて」「他の男でも、良いのではないですか」
どうしたら、この男に伝わるのか
「不安なの？大丈夫だよ」「僕がこうなるのは、おまえだから」「愛してる。しようよ」
こんな姿――甘えた口調。メンバーは誰も知らない。多分メロも。
彼だけだ。好きすぎてたまらない。どこを触られたっていい。何をされても構わない。彼のすることは全部、気持ちいいだけ。
彼が、僕を見つめながら緩慢に動く。（…いとしい人）手を伸ばして、彼の髪を掻き上げる――幸せで、濃密な時間を過ごした。
という夢を見た。愛してる、それだけだ。
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