◇ ◆ 薦 蓮 集 ◆ ◇
【ふ】 1件
【腑(夜神月×出目川仁×魅上照×弥海砂×京子×ユリ) (ふ)】
「竜ちゃん、月ちゃん、ばっす!(〓今晩は)肉、要る? ――あっれ、何これ…」
…居間は、散らかり放題だった。誰もが怒りにまかせて、画面に菓子類をぶつけた。僕も――激昂しすぎて、ぐったりだった。
「仁さん」これだけ言うのが、精一杯だ。「録画、見て…」
出目川の温厚な表情が、みるみる変わった。「もう一回」「どれ、もう一度」「これは…《メロちゃんのこと》じゃねえか?」
【ダアァン!!】…壁を殴る、凄い音が響いた――魅上は日頃、感情を表に出さない。だから憤怒した時は、余計に恐ろしさを覚える。
「《今、この時》なんじゃないの!?」ミサが泣きながら、僕に掴みかかった。「決断してよぉ、お願い!!」
「アレ、どこですかアレ!」「照…あんた一体、どこに隠したの?!」――その一言で、ピンと来た。
「…多分、《照の部屋》か《会社のロッカー》に」あんな重要なものを、他者に預ける訳がない――。
「あたし、合鍵持ってるわ!」ユリが、飛び出して行った…「神ィイイィ↓↓」
という夢を見た。仁さんの持ってきたの、でっかいブロック肉。どうやって冷蔵庫に入れよう。〆(;゚ー゚)ノ■↓
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