◇ ◆ 薦 蓮 集 ◆ ◇


【な】 1件

【流(竜崎×夜神月×メロ×ユリ) (ながれ)】


「…………」

僕は、メロがとても好きだ。出来れば、軽蔑されたくないとずっと秘密にしていることがある。

休み中、どこにも外出しない時もある。僕らがその気になっても、同じ家にはメロもいる。

彼は多感な年齢だ。顰蹙を買いたくない、と音消しの意味でピアノ曲を流した。これが発端だった。

それは過去、メロの演奏を録音したものだった。竜崎の愛撫も、自然に曲調と合致してしまう。

声を抑えていたせいか、僕をつらぬくピアノの響きと、動きが心地よくて、深く達してしまった。

別の機会に、別の演奏曲でも試したが、同じようになった…僕らは「さすがに、彼に失礼だろう」と、すぐに他の演奏者の同曲を買い求めたが、そうはならなかった――つまり、メロの演奏技巧がそうさせるのだ。

ちょっとした集まりで、何か弾いて、と頼まれると、彼は照れくさそうに引き受ける――演奏が始まった。

(…!!…)立食会なのに、何だか立っていられない。足元が覚束ない。「…なあに貧血?ローストビーフ食わなきゃ駄目よ!」と、かんらかんら笑いながら山盛りの肉にラディッシュソースをたっぷり塗って、ユリが持って来てくれた(笑)



という夢を見た。完食たいへんだったよ。(うー`゚)ノ■



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