振り

□思考麻痺
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「ん…ふっ」



舌を入れられ深い深いキスをする。


「ゃっ…慎吾さ…っ」


「ん?」



やっと口を離してくれた。



「なっ、何なんですか!!」


「え?だって迅が俺にキスするの嫌なら俺がしちゃえば良いと思って」


「そういう問題じゃないですよ…、何考えてんですか…」





「迅のこと」




は?


思わず目が丸くなる。


「その顔、たまんない…」


「っ!!」



俺にはあんたの思ってることが全くわからない。



俺は慎吾さんのことを思うと顔が熱くなるよ。


慎吾さんも俺とおんなじだと思って良いの?


ねえ?



俺には慎吾さんが野球やってるときだって何やってても全部かっこ良く見えるよ。


俺は多分自分で思ってるほど以上に慎吾さんにハマってる。


どうしようもないくらい。



どうしようもないくらい好きなんだ。








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