novel

□奥州流の××××
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「Ha!piece of cake!!」
さわっ

「Ha!piece of cake!!」
さわっ

「Ha!piece of cake!!」
さわっ

「Ha!piece of「政宗様」
決め台詞を遮る声。
小さく舌打ちをして振り向くと、そこには右目が居た。
「……Ah?何だァ小十郎、人の台詞に横槍なんてCOOLじゃねェなぁ?」
「ですが……。」
「what?」
「先程から政宗様が敵に挑発をする度にこっそり私めの尻を撫でるのがどうにも……。」
小十郎の眉間に、深いしわがよっているのが見えた。
(余計な事言ってキレさせたら…やばいな)
慌てて、言い訳を繕う。
「……小十郎の尻がbeautifulなのがいけねェんだろ?」
「そんな言い掛かりをつけられましても困りますぞ。」
「……っ愛情表現だよ!!」

とっさに選んだ言葉。

「ほう、愛情表現ですか。」

途端に、小十郎の目の色が変わった。
嫌な予感が、頭を支配する。

「や、愛情表現って言い方はちょっと違うな、えっと…あぁ!jokeだ!joke!!」
「言い訳とは見苦しいですぞ、政宗様?」
小十郎がにこりと微笑み、政宗ににじり寄る。
「こ、小十郎?」
血の気が、引いてゆく。
「政宗
様のお尻もなかなかきゅーとですな。どれ、私にも愛情表現とやらをさせてもらいましょうか。」








「NOォォォ!!!!!!!!!!!!!!」










もう今後一切軽々しい気持ちで小十郎に悪戯はしないようにしようと心に誓った政宗だった。
 

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