Re!短編
□拍手文おきば
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ぺたぺたぺた、
今あたしはヴァリアーのお屋敷の中を歩きまわって、みんなを探しているところ!
今日はすっごく寒いから。(こんなに寒いと一人じゃとても眠れない!)
いつもならみんながいて、何だかんだで誰かが一緒に寝てくれるんだけど、あいにく今日は大勢の人が任務にいってしまった。
「(ボスとベルくんとマーモンとルッスーリアはいなかったし、レヴィは問題外だから、)」
のこったのは。
ガチャッ
「す、くあーろ」
「ん?何だ」
「あのね、その、めーわく…じゃなかったら…えっと、」
「ああ、いいぞぉ」
「え!」
すごい!すくあーろ、なにも言わなくてもわかるなんて、もしかしたら魔法使いだったのかもしれない!
「…いや枕持ってる時点で用件は分かるだろぉ…」
あたしの期待の目を見て、すくあーろは苦笑いした(ひ、ひどい!)
「ほら、ガキはさっさと寝ろ」
「う、うん!!」
もそもそと布団に入ればすこし遅れてすくあーろもベッドに入ってきた。
「すくあーろ、あったかい」
「…はやく寝ろぉ…」
「うん、おやすみ、すくあーろ!」
ちゅっ
「なっ!おおおおやすみだなあ!!」
おでこにキスをしてぎゅっと抱きついて眠りについた。
記憶が闇に沈むまえになんだか焦ったような声が聞こえてきたけど、こたえる余裕はもうなかった。
「スースー」
ひっついて!
(何こんなガキ相手に焦ってんだ俺は!)
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